空き家を所有した経験がある人100人への調査で、空き家の年間維持費は平均21.4万円となりました。最多は「10万円以下」38.0%で、「20万円以下」31.0%が続きます。一方で「100万円以上」の高額負担層も一部にあり、平均を押し上げている可能性があります。調査は2025年12月17日~31日にインターネットで実施されました。

費目別では負担が大きいものとして「固定資産税」が67.0%で最多でした。草刈り費17.0%、修繕費15.0%が続き、住んでいなくても毎年発生する点が金銭面・心理面の負担になりやすいといいます。遠方の物件では、見回り等の交通費(4.0%)も課題になり得るとされています。

困りごとは「負担が年々増える」16.0%が最多で、「突発的な出費がある」14.0%、「家族で揉める」13.0%が上位に入りました。老朽化や災害で修繕費が急に発生すること、関係者が複数の場合に費用分担で対立しやすいことが背景として挙げられます。さらに「もっと早く知りたかったこと」では「維持管理費の目安」26.0%が1位で、「固定資産税の仕組み」21.0%、「減免制度を使えるか」20.0%が続きました。今後は、税や支援制度の情報を早期に把握し、活用・売却・解体などの判断を先延ばしにしない動きが重要になりそうです。

Share.